SaaS営業の職務経歴書はARRをどう書く?新規ARRとACVで示す
この記事の結論
SaaS営業の職務経歴書は、会社全体のARRではなく、自分が受注した新規ARRとACV(1社あたりの年間契約額)を、商談数・受注率とひと組で書きます。「商談96件・受注24件(受注率25%)・平均ACV 150万円・新規ARR 3,600万円(記入例)」のように、掛け算の合う数字を1行に並べるのが基本です。MRR・NRR・エクスパンションは初出で定義を添え、応募先がSaaS企業でなければ「年間契約額」「解約率」に置き換えます。
この記事はSaaS営業の実績欄(新規ARR・ACV・受注率の書き分けと用語の翻訳)を決めきるためのものです。職務要約から自己PRまでの全体の型、実績指標の対応表、数字で示せる実績がない場合の書き方、社名や売上を書いてよいかの判断は、営業職の職務経歴書にまとめています。様式そのものを探している方は、そちらの入力フォームからそのまま作れます。
入力フォームへSaaS営業とは(職務経歴書での扱い)
SaaS営業とは、月額または年額の継続課金で提供するクラウド型ソフトウェアを法人に販売し、初回商談から契約までを担当する営業です。売り切りの商材と違い、1件の受注は「年間いくらの継続収益を積んだか」で評価されるため、職務経歴書の実績欄も売上金額の考え方から組み替える必要があります。本記事では、インサイドセールスから商談を受け取って受注までを担うフィールドセールス(FS)を中心に、ARR・MRR・ACV・新規ARR・エクスパンションの書き分けと、SaaS用語の翻訳を扱います。
分業体制のうち、商談を創出するまでの実績(架電数・商談化率・創出パイプライン)はインサイドセールスの職務経歴書で扱い、導入後の解約率・継続率・NRRはカスタマーサクセスの職務経歴書で扱います。訪問・オンライン商談の進め方そのものはフィールドセールスの職務経歴書に、販売代理店を通じて売るSaaSは代理店営業・パートナーセールスの職務経歴書に分けています。本記事は、その4本に共通する「SaaS特有の数字と言葉」の側を受け持ちます。
職務経歴書の完成記入例(SaaS営業)
先に完成形を示します。インサイドセールスを経てフィールドセールスへ移った、勤怠・労務管理クラウドの営業を4年務めたという設定です。数値はすべて記入例で、商談数・受注数・ACV・新規ARRは1組の掛け算で整合させています。職務要約の一般的な書き方と1枚全体の型は営業職の職務経歴書の書き方にまとめているため、本記事では実績欄の中身に絞ります。
記入例
職務要約
クラウド型の勤怠・労務管理サービスを提供するSaaS企業で4年間、インサイドセールスを経てフィールドセールスを担当。従業員50〜300名の中小企業の経営者・総務責任者に対し、初回商談から契約までを受け持っています。直近年度は商談96件・受注24件(受注率25%)、平均ACV(1社あたりの年間契約額)150万円、新規ARR(年間契約額の新規積み上げ)3,600万円で、目標3,000万円に対し達成率120%(記入例)。
職務経歴
株式会社〇〇〇〇 ○○○○年○月〜現在 営業部 フィールドセールス
- 【所属】営業部 フィールドセールス(FS、8名)。入社後1年6か月はインサイドセールス(IS)部に在籍し、○○○○年○月から現職(記入例)。
- 【営業対象】従業員50〜300名の中小企業(記入例)。決裁者は経営者または総務・人事責任者で、情報システム担当が同席する稟議が中心。
- 【商材】クラウド型 勤怠・労務管理サービス(継続課金型。1社あたりの年間契約額は60万〜480万円の帯)(記入例)
- 【営業手法】ISが創出した商談を引き継ぎ、オンライン商談を中心に複数回の商談で提案・トライアル設定・稟議資料の作成支援を行い受注。受注後はカスタマーサクセス(CS)へ引き継ぎ。
- 【実績・成果】直近年度(記入例)
- 商談数 96件(IS引き継ぎ 84件・自己開拓 12件)(記入例)
- 受注 24件(受注率 25%)(記入例)
- 平均ACV 150万円(最大 480万円:従業員300名規模の製造業)(記入例)
- 新規ARR 3,600万円=受注24件×平均ACV 150万円(目標 3,000万円・達成率 120%)(記入例)
- 新規ARRのMRR換算 300万円(3,600万円÷12)(記入例)
- 平均セールスサイクル 45日(初回商談から受注まで)(記入例)
- 受注後90日以内のID追加・上位プラン切替 6件・年間 360万円(新規ARRとは別計上、自身がクローズした分のみ)(記入例)
- 所属FS 8名中 新規ARR 2位(記入例)
- IS在籍期(入社後1年6か月):マーケティング獲得リード 月平均120件に対応し、商談化 月平均18件(商談化率 15%)(記入例)
活かせる経験・知識・スキル
- IS・FS・CSの分業体制での商談引き継ぎ(引き継ぎ基準の整備、受注後のCSへの申し送り)
- 経営者・総務・情報システムの3者が関わる中小企業の稟議支援(比較表・費用対効果資料の作成)
- Salesforceでの商談フェーズ管理と受注予測(週次のパイプラインレビュー)
- 勤怠・労務領域の業務知識(勤怠集計、給与計算ソフトとの連携、入退社手続きの電子化)
資格
- 普通自動車第一種運転免許(○○○○年取得)
読み手が最初に確かめるのは、実績欄の4行が掛け算で合っているかどうかです。商談96件に対して受注24件なら受注率は25%、受注24件に平均ACV 150万円を掛ければ新規ARRは3,600万円、目標3,000万円に対する達成率は120%になります(記入例)。1行でも合わない数字があると、残りの数字も確認されずに読み飛ばされます。
ARRは自分の数字として書けるか?新規ARR・ACV・MRRの書き分け
会社全体のARRは所属先の規模を示す数字であり、個人の実績として書けるのは自分が受注して積み上げた新規ARRです。ARR(Annual Recurring Revenue、年間経常収益)は継続課金契約を年額に換算して合計したもので、プロダクトや会社の単位で管理されます。営業個人が直接動かせるのは「今年いくらの年額契約を新たに結んだか」と「1社あたりいくらで結んだか」の2つで、前者が新規ARR、後者がACV(Annual Contract Value、1契約あたりの年間契約額)です。
書き方の要点は、新規ARRを単独で置かず、受注件数と平均ACVの掛け算として示すことです。「新規ARR 3,600万円(受注24件×平均ACV 150万円)(記入例)」と書けば、読み手は件数で積む営業か単価で積む営業かを一目で判断できます。ACVにばらつきがあるなら平均に加えて最大値を1つ添え、「最大480万円(従業員300名規模の製造業)(記入例)」のように顧客規模を並べると、単価の上限と攻めた顧客層が同時に伝わります。
MRR(Monthly Recurring Revenue、月次経常収益)で管理している会社の場合は、ARRに換算して併記します。ARRはMRRの12倍なので、新規ARR 3,600万円はMRR換算で300万円です(記入例)。月額プランと年額プランが混在するときは、月額契約を12倍して年額に統一してから合計し、換算したことを括弧で添えます。
| 指標 | 誰の数字か | 書き方(記入例) | 検算のしかた |
|---|---|---|---|
| 会社全体のARR | 会社・プロダクト | ARR 12億円規模のプロダクト(公表値) | 実績ではなく所属先の規模として1行 |
| 新規ARR | 個人(自分が受注した分) | 新規ARR 3,600万円(受注24件×平均ACV 150万円) | 受注件数×平均ACVと一致させる |
| ACV | 個人の受注平均 | 平均ACV 150万円・最大480万円 | 新規ARR÷受注件数 |
| 受注率 | 個人 | 商談96件→受注24件(受注率25%) | 受注件数÷商談数 |
| 達成率 | 個人 | 目標3,000万円に対し120% | 実績÷目標。目標が新規ARRか件数かを明記 |
| MRR | 会社(月額課金型) | 新規MRR換算 300万円 | 新規ARR÷12 |
| エクスパンションARR | クローズした人(FSかCS) | ID追加・上位プラン切替 6件・360万円(新規ARRと別計上) | 新規ARRに混ぜない。合算するなら内訳を添える |
| チャーン・NRR | 会社・カスタマーサクセス | FSの実績欄には書かない | 担当していた場合はカスタマーサクセスの書き方へ |
エクスパンション(既存顧客のID追加・上位プラン切替による年額の増加)は、新規ARRと合算せず別の行に置きます。合算して「ARR貢献 3,960万円(記入例)」と書くこと自体は誤りではありませんが、その場合も「新規3,600万円+エクスパンション360万円(記入例)」と内訳を添えます。内訳のない合算額は、面接で「新規はいくらですか」と聞かれて初めて分解することになり、数字を大きく見せようとした印象を残します。
ARR 12億円のSaaSプロダクトの営業を担当し、目標を達成。年間で多数の新規契約を獲得しました(記入例)。
12億円は会社の数字で、本人がいくら積んだのかが読めません。「多数」「達成」には分母も件数もなく、SaaSの読み手が最初に見る新規ARRとACVが欠けています。
ARR 12億円規模(公表値)の勤怠・労務管理SaaSでフィールドセールスを担当。直近年度は商談96件・受注24件(受注率25%)、平均ACV 150万円、新規ARR 3,600万円(目標3,000万円・達成率120%)。エクスパンションは別計上で6件・360万円(記入例)。
会社の規模と自分の数字が分かれ、受注率・ACV・新規ARRが掛け算で一致しています。エクスパンションを別行にしたことで、新規の力量がそのまま読めます。
ARR・NRR・チャーンをSaaS以外の会社にどう翻訳するか?
応募先がSaaS企業でなければ、SaaS用語を主語にせず「年間契約額」「解約率」などの一般語を主にして、括弧の中にSaaS用語を添えます。SaaS企業同士の転職であれば英略語のまま通じますが、それでも初出の1回は「新規ARR(年間契約額の新規積み上げ)」と定義を書いておくと、人事担当が一次選考で読む場面でも止まりません。書類は営業部門の責任者だけが読むわけではない、という前提で組み立てます。
翻訳の軸は「何を・どの期間で・誰の単位で数えた金額か」の3点です。ARRは「継続契約の年額合計」、ACVは「1社あたりの年間契約額」、エクスパンションは「既存顧客への追加販売」と言い換えれば、無形商材の法人営業なら誰でも意味が取れます。継続課金という仕組み自体が応募先に無い場合は、「単年契約の更新前提」「初年度の契約額」など、応募先の売上の数え方に寄せて言い換えます。
| SaaS用語 | 意味 | SaaS以外の応募先向けの書き方(記入例) |
|---|---|---|
| ARR | 継続課金契約の年額換算合計(会社・プロダクト単位) | 年間契約額の合計(継続課金) |
| MRR | 月額換算の合計。ARR=MRR×12 | 月額契約額の合計。年額に換算して併記 |
| ACV | 1契約あたりの年間契約額 | 1社あたりの年間契約額 150万円(平均単価) |
| 新規ARR | 期中に新規契約で積み上げた年額 | 新規契約の年間契約額 3,600万円 |
| エクスパンションARR | 既存顧客のID追加・上位プランで増えた年額 | 既存顧客への追加販売 360万円 |
| セールスサイクル | 初回商談から受注までの平均日数 | 商談期間 平均45日 |
| チャーン/NRR | 解約率/既存顧客からの収益維持率 | 解約率/既存顧客の売上維持率(カスタマーサクセス側の指標) |
| IS/FS/CS | 商談創出/商談・受注/導入後の活用支援の分業 | 内勤の商談創出担当/商談・受注担当/導入後の支援担当 |
「SaaS」という語だけでは商材が伝わらない点にも注意が要ります。【商材】の行には「誰の・どの業務を・何から置き換えるサービスか」を1文で書き、「中小企業の勤怠集計と入退社手続きを、紙とExcelから置き換えるクラウドサービス」のように業務領域で説明します。SaaS以外の社内語(SQL、トスアップ、オンボーディングなど)の一般的な言い換えは社内用語・社内KPIを翻訳する職務経歴書の書き方に整理しています。
SMB向けバーティカルSaaSのFSとしてISからのSQLを受け、ACV150万・新規ARR3,600万を達成。CSと連携しNRRにも貢献(記入例)。
短い2文に英略語が9つ並び、SaaS以外の人事担当は読めません。「NRRに貢献」は自分の数字ではなく、貢献の中身も書かれていません。
中小企業向けの勤怠・労務管理クラウド(継続課金型)で、内勤の商談創出担当から引き継いだ商談の提案・受注を担当。直近年度は受注24件、1社あたりの年間契約額 平均150万円、新規契約の年間契約額 合計3,600万円(記入例)。受注後は導入支援担当へ引き継ぎ、初回更新までの活用状況を月1回確認。
SaaS用語を一般語に置き換えても、件数・単価・年額の3点は残っています。CSとの連携は「何をしたか」の行動で書き、自分の数字ではないNRRを主張していません。
IS・FS・CSの分業で、自分の数字はどこまで書けるか?
自分が動かした指標だけを主行に置き、チームや会社の数字は「所属チームの新規ARR」と分けて一段下に書きます。SaaSの分業では、商談を創出したのはIS、受注したのはFS、更新と追加販売を進めたのはCSと、1社の年額が3つの役割の手を通って積み上がります。1人がARR全体を「自分の実績」と書いてしまうと、同じ会社の別の役割の人も同じ数字を書くことになり、読み手はどちらも信用しません。
FSの場合、主行は商談数・受注数・受注率・ACV・新規ARRの5つです。ISが創出した商談を受け取っている事実は隠さず、「商談96件(IS引き継ぎ84件・自己開拓12件)(記入例)」と内訳で示します。自己開拓の件数が少なくても、内訳があること自体が分業の理解と正直さの証明になり、引き継ぎ商談を主体に受注率25%を出した営業として読んでもらえます(記入例)。
チームの数字を書きたいときは、分母と自分の割合を添えて1行にします。「所属FS 8名の新規ARR 2億4,000万円のうち、自分の受注分 3,600万円(15%)(記入例)」と書けば、チーム全体の規模と個人の寄与が同時に伝わり、順位を書くときも「8名中2位(記入例)」と分母がそろいます。順位に分母を添える一般則は営業実績を数字でどう書くかに、チーム実績から個人の貢献を切り出す考え方はチーム実績と個人の貢献を分ける職務経歴書の書き方にまとめています。
エクスパンションの帰属は会社によって違うため、自分がクローズした分だけを書き、そのことを括弧で明記します。CSがアップセルの主担当で、FSは紹介や同席だけという体制なら、金額を自分の行に置かず「CSと連携し、受注後90日以内の上位プラン切替を6件支援(記入例)」と行動で書きます。ISからFSに異動した経歴なら、IS期の実績は商談化率までで止め、FS期の受注とは行を分けます。
チームでARR 2億4,000万円を達成。ISと連携して商談を創出し、CSと協力して解約率を業界平均以下に抑制(記入例)。
2億4,000万円がチーム8名の合計であることも、本人の受注分も書かれていません。商談創出と解約抑制はISとCSの数字で、本人が何をしたかが行動でも数字でも示されていません。
所属FS 8名の新規ARR 2億4,000万円のうち、自分の受注分は3,600万円(15%・8名中2位)。商談96件はIS引き継ぎ84件・自己開拓12件で、受注24件(受注率25%)。受注後は月1回の活用状況確認をCSと分担し、自身がクローズしたID追加・上位プラン切替は6件・360万円(記入例)。
チームの数字・自分の数字・他役割の数字が3層に分かれ、どこまでが自分の手柄かが1読で分かります。
会社全体のARRやチャーン率、導入先の社名は書いてよいか?
上場企業が決算説明資料で公表しているARRは書けますが、未上場企業のARR・チャーン・NRRは非公開のことが多く、自分の新規ARRだけを書くのが安全です。上場しているSaaS企業の多くは決算説明資料でARRを開示しているので、「ARR 12億円規模(決算説明資料の公表値)(記入例)」と出所を添えれば、所属先の規模を示す1行として使えます。開示していない会社なら、ARRの実数を書く根拠が本人の記憶しかなく、面接で確認された時に守秘の問題が生じます。
非公開の場合は、会社の数字を「従業員規模」「サービス開始からの年数」「主な顧客層」に置き換えて所属先を説明し、金額は自分の新規ARRとACVだけを書きます。チャーン率とNRRは、公開されていても会社の数字なので、FSの実績欄には入れません。一般的な社名・数値の可否と、業種+規模への置き換えは守秘義務で社名や数値が書けないときの職務経歴書と数字で示せる実績がない場合にまとめています。
導入先の社名は、その会社が導入事例として公開している場合でも、契約の秘密保持条項で顧客名の外部利用が制限されていることがあるため、「従業員300名規模の製造業(記入例)」と規模と業種で書くのが基本です。SaaS固有の注意点として、会社全体のARRと導入社数を並べて書くと、1社あたりの平均単価という価格情報が逆算できます。会社がどちらか一方しか公表していないなら、公表されている側だけを書き、両方を公表している場合でも実数の併記は避けて「ARR 10億円規模・導入社数は公表値(記入例)」のように一方を帯にします。
入力フォームではどの欄に何を書くか?
職務経歴の「業務内容と実績・成果」欄は1つで、【所属】【営業対象】【商材】【営業手法】【実績・成果】の5ブロックを続けて書き、SaaSの数字は【実績・成果】の中に「商談数→受注数(受注率)→平均ACV→新規ARR(目標・達成率)」の順で並べます。エクスパンションと所属チームの数字は、その4行の後に別の行として置きます。ISからFSへ異動した経歴は、同じ会社の中の役割の変化なので、【所属】に在籍期間つきで書き、IS期の商談化率は【実績・成果】の中の末尾に1行だけ添えて、FS期の受注とは行を分けます。
「活かせる経験・知識・スキル」欄は1行1項目で、「分業体制での商談引き継ぎ」「複数決裁者の稟議支援」「SFAでの商談フェーズ管理」「担当業務領域の知識」のように、応募先で再現できる行動を書きます。「ARRの理解」のような知識の有無ではなく、その知識を使って何をしたかを書くほうが評価されます。ハローワークインターネットサービスの「履歴書・職務経歴書の書き方」では、職務経歴書を、履歴書には書ききれない具体的なキャリアをアピールするための書類と位置づけています。その趣旨に沿うなら、SaaS用語を並べるより、その用語が指す仕事を行動と数字で書くほうが伝わります。履歴書側の職歴欄との役割分担は履歴書と職務経歴書の違いに整理しています。
よくある質問
単年契約と複数年契約が混在しているとき、ACVはどう計算しますか?
契約総額(TCV)を契約年数で割って年額に統一します。3年契約・総額450万円ならACVは150万円で、単年契約の150万円と同じ行に並べられます(記入例)。複数年契約が強みなら「うち複数年契約 5件・TCV合計 2,250万円(記入例)」と別行で添え、ACVの合計とは混ぜません。
期の途中で目標が引き上げられました。達成率はどちらの目標で書きますか?
期末時点で有効だった改定後の目標で達成率を出し、「期中改定後の目標比」と括弧で添えます。期初目標2,400万円が3,000万円に改定され、実績が3,600万円なら、達成率120%(改定後目標比、期初目標比では150%)と書きます(記入例)。有利なほうだけを書くと、面接で目標額を聞かれた時に説明が要ります。
無料トライアルから有料へ転換する売り方が主で、商談という単位がありません。何を書きますか?
商談数の代わりに「担当したトライアル社数→有料転換社数→転換率」を書きます。月平均40社のトライアル企業を担当し、有料転換12社・転換率30%なら、その3つを1行にし、転換後の平均ACVと新規ARRを続けます(記入例)。トライアル中に自分が行った提案や初期設定の支援を【営業手法】に書くと、転換が自分の働きによるものだと伝わります。
業界特化のSaaSで、サービス名を書いても伝わりません。どう書きますか?
【商材】に「誰の・どの業務を・何から置き換えるか」を1文で書き、サービス名は括弧で添えるだけにします。「建設業の現場写真と施工記録を、紙の台帳と個人のスマートフォンから置き換える管理クラウド」のように業務で説明すれば、業界外の読み手にも単価感と商談の難しさが伝わります。年間契約額の帯を添えると、法人向け無形商材としての規模も分かります。
受注件数が少なく、新規ARRも目標未達でした。何を書けばよいですか?
未達の年度も新規ARRと達成率は書き、その下に商談数・受注率・平均ACV・セールスサイクルのうち改善した指標を1つ添えます。受注率やサイクル日数は受注額が小さくても動かせる数字で、翌年度の再現性を読む材料になります。数字自体が残っていない場合の考え方は実績が数字にできないときの職務経歴書にまとめています。
参照した情報
- ハローワークインターネットサービス「履歴書・職務経歴書の書き方」 — 確認日 2026年9月5日
運営 オルグロー株式会社(運営会社)。この記事は、当社が運営する履歴書・職務経歴書作成ツール「営業の履歴書作成ツール」の編集部が制作し、当社が編集責任を負います。外部ライターへの委託や、他社記事の転載はしていません。
記事内の数値について 売上・件数・達成率・順位などの数値はすべて記入例です。当社サービスの実績や、特定の個人の経歴ではありません。
制作方法 構成と下書きに生成AIを使い、当社の担当者が数値の検算、入力フォームの欄名・並びとの整合、参照情報との照合を行っています。詳しくは編集方針に記載しています。
更新 公開 /最終更新 。記入例・表・結論を変えたときだけ最終更新日を上げています。募集要項に指定がある場合は、そちらが優先されます。