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医療機器営業の職務経歴書は売上だけ?立会い件数と新規導入施設数で示す

執筆 営業の履歴書作成ツール 編集部 公開 最終更新

この記事の結論

医療機器営業の職務経歴書は、担当エリアの売上だけでなく、担当施設数と病床規模・新規導入施設数・立会い件数を組にして書きます。メーカーは売上が特約店(ディーラー)の帳合いを通って立つため、特約店12社経由1億9,200万円・直納4,800万円(記入例)のように経路を明記し、ディーラーは売上より粗利率と新規口座数で規模を示します。医師が使うと決める採用と、事務長・用度課が買うと決める購入は、別の行に分けて件数で書きます。

この記事は医療機器営業の実績を、商流・立会い・決裁の二層で書き切ることを決めきるためのものです。職務要約から自己PRまでの全体の型、実績指標の対応表、数字で示せる実績がない場合の書き方、社名や売上を書いてよいかの判断は、営業職の職務経歴書にまとめています。様式そのものを探している方は、そちらの入力フォームからそのまま作れます。

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医療機器営業とは(職務経歴書での扱い)

医療機器営業とは、病院・診療所・介護施設などに対して、手術や検査に使う機器と消耗品を提案し、導入から使用開始後の立会い・保守までを支える営業です。売り手はメーカー(製造販売業者)と、複数のメーカーから仕入れて医療機関に納入する特約店(ディーラー・販売店)の二層に分かれ、同じ「医療機器営業」でも売上の立ち方と自分に付く数字が変わります。職務経歴書で手が止まるのは、担当エリアの売上が特約店の帳合いを通って立つため自分の数字と言い切れず、業務時間の大半を占める立会いやデモが売上の行に載らないところです。

本記事は、メーカーの営業(直販と特約店経由の両方)と、ディーラーの営業を対象にし、歯科医院向けのディーラー営業と、介護施設の入居相談員(入居営業)も節で扱います。医療用医薬品の情報提供を担うMRと、医薬品卸のMSはMR・MSの職務経歴書で扱います。切り分けは1文で足ります。処方や採用を促す情報提供活動が仕事の中心ならMR、機器と消耗品そのものの受注・納入と、使用現場での立会いが中心なら本記事です。公立病院・大学病院の入札そのものの進め方と、福祉用具など介護事業所向けの商材は官公庁・自治体営業の職務経歴書で扱うため、本記事では医療機器の受注に必要な範囲だけを扱います。

求人票で「医療機器メーカー営業」「医療機器ディーラー」「メディカル営業」「歯科ディーラー」「入居相談員」と書かれている仕事は、本記事の範囲です。メーカーとディーラーの両方を経験している場合も、会社ごとに商流を書き分ければ1枚に収まります。

職務経歴書の完成記入例(医療機器営業)

先に完成形を示します。医療機器メーカーの営業所に所属し、外科・整形外科向けの機器と消耗品を6年間担当した人が、直近1年の数字を中心にまとめた例です。数値はすべて記入例で、内訳の合計が全体と一致するようにそろえています。

記入例

職 務 経 歴 書
○○○○年○月○日 現在

職務要約

医療機器メーカーの営業として6年間、〇〇エリアの病院・診療所42施設と特約店12社を担当してきました。外科・整形外科の手術室向け機器と消耗品を扱い、使用現場での立会いから購買部門への上程資料まで一貫して担当しています。直近1年は担当エリア売上2億4,000万円、目標2億2,000万円に対し達成率109.1%、新規導入9施設、手術・検査の立会い年168件です(記入例)。売上の80.0%が特約店経由で立つ商流のため、施設側での提案と立会いを自分の担当範囲として積み上げ、立会いを行った28施設のうち21施設で翌期の追加受注につなげてきました(記入例)。

職務経歴

株式会社〇〇〇〇(医療機器の製造販売/従業員約900名・営業所14) ○○○○年○月〜現在 〇〇営業所 主任(記入例)

  • 【所属】〇〇営業所(営業6名・所長1名) 主任(○○○○年○月〜)(記入例)
  • 【営業対象】担当エリアの病院・診療所42施設(500床以上6施設・200〜499床14施設・200床未満22施設)と、納入を担う特約店12社。施設内の窓口は外科・整形外科の医師、手術室の看護師長、臨床工学技士、事務長・用度課(記入例)
  • 【商材】手術室向けの機器(1台300万〜1,200万円)と、手術で使用する消耗品(1症例あたり2万〜8万円)。高度管理医療機器を含む(記入例)
  • 【営業手法】特約店12社との同行訪問を軸に、施設への直接訪問・製品説明会・デモ機貸出・手術立会いを併走。機器は引き合いから納品まで平均7か月、消耗品は採用後の継続使用で積み上げ(記入例)
  • 【実績・成果】(直近1年・すべて記入例)
    • 担当エリア売上 2億4,000万円。目標2億2,000万円に対し達成率109.1%、前年2億1,600万円に対し111.1%(記入例)
    • 商流別:特約店経由 1億9,200万円(80.0%/担当特約店12社)、直納 4,800万円(20.0%)(記入例)
    • 商材別:機器 8,400万円(21台・1台平均400万円)、消耗品 1億5,600万円(記入例)
    • 新規導入 9施設(500床以上2・200〜499床4・200床未満3)。新規導入分の初年度売上 3,150万円(1施設平均350万円、全体の13.1%)(記入例)
    • 手術・検査の立会い 年168件(月平均14件)。内訳は新規導入時54件、術式追加・機種更新42件、定期点検や修理後の作動確認72件(記入例)
    • 立会いを行った28施設(担当42施設の66.7%)のうち21施設(75.0%)で、翌期に消耗品の採用拡大または機器の増設(記入例)
    • デモ機貸出 36件 → 採用17件(採用率47.2%)。院内勉強会・製品説明会 年24回、参加者延べ312名(1回あたり平均13名)(記入例)
    • 購買委員会・機器選定部会への上程 15件 → 承認11件(73.3%)。承認の内訳は新規導入7件・既存機器の更新や増設4件(記入例)
    • 公立病院の指名競争入札 参加6件 → 落札4件(66.7%)。うち2施設が新規導入(記入例)
    • 訪問件数 月平均62件(医師・看護師・臨床工学技士38件、事務長・用度課12件、特約店12件)(記入例)
    • 主力カテゴリの担当エリアシェア 32%(前年28%/社内推計)(記入例)
    • ※施設名・特約店名・症例の内容は、守秘義務と個人情報保護のため、病床規模・診療科・地域で記載しています

活かせる経験・知識・スキル

  • 手術室での立会い(年168件・記入例)と、術式に応じた製品構成・サイズ展開の提案
  • 特約店12社との同行営業と帳合いの調整(見積・在庫・納期・貸出機の段取り)(記入例)
  • 購買委員会・機器選定部会向けの資料作成(保守費用を含む5年間の費用試算、既存機器との比較表)
  • 高度管理医療機器の取扱いと、貸出・回収・不具合情報の連絡までの実務
  • 院内勉強会・製品説明会の企画と実施(年24回・延べ312名・記入例)

資格

  • 医療機器情報コミュニケータ(MDIC)認定(○○○○年○月 認定)
  • 普通自動車第一種運転免許(○○○○年○月 取得)

記入例の数字は、内訳の合計が全体と一致するように置いています。1億9,200万円+4,800万円=2億4,000万円、8,400万円+1億5,600万円=2億4,000万円、6施設+14施設+22施設=42施設、54件+42件+72件=168件、承認7件+4件=11件という関係です(いずれも記入例)。医療機器の面接で最初に確かめられるのは達成率の高さではなく、担当した施設の顔ぶれと、売上がどの経路を通って立ったかです。

職務経歴書は、履歴書では書ききれない具体的な職務内容と実績を伝える書類だと、ハローワークインターネットサービスの「履歴書・職務経歴書の書き方」でも位置づけられています。医療機器営業でいう「具体的」とは、担当した施設の病床規模と診療科を書き、読み手が売上を正しい分母で読めるようにすることです。入力フォームの「業務内容と実績・成果」は【所属】【営業対象】【商材】【営業手法】【実績・成果】の5ブロックを1つの欄に続けて書く形なので、医療機器の情報は次のように振り分けます。

  • 【所属】営業所名(または担当エリア)、営業人数、役職と就任時期。「〇〇営業所(営業6名)主任」(記入例)のように、順位や構成比の分母になる人数まで書きます。
  • 【営業対象】担当施設数と病床規模の内訳、診療科・領域、そして特約店の社数。売上を読むための分母がここで決まります。
  • 【商材】機器か消耗品か、1台・1症例あたりの単価帯、クラス(高度管理医療機器を含むか)。営業の型が資本財型か積み上げ型かが伝わります。
  • 【営業手法】直販か特約店経由か、同行訪問・製品説明会・デモ・立会いのどこを担当したか、機器の商談期間。受け身に見せないための欄です。
  • 【実績・成果】売上と目標を組にした行から始め、商流別・商材別の内訳、新規導入、立会い、決裁の通過件数の順に並べます。各行に分母と期間を添えます。

職務要約の組み立て方そのものは営業職の職務経歴書の書き方、数字にできる実績が手元にない期間の扱いは数字で示せる実績がない場合にまとめています。

担当エリアの売上だけでは、なぜ規模が伝わらないのか

医療機器の売上は担当施設の顔ぶれでほぼ決まるため、売上より先に担当施設数と病床規模を置き、診療科と商材の単価帯を添えます。同じ2億4,000万円でも、500床以上の急性期病院1施設の機器更新でつくった金額と、診療所100件の消耗品を積み上げた金額では、営業のやり方も再現性もまったく違います(いずれも記入例)。読み手が最初に知りたいのは金額の大きさではなく、どの規模の施設を何件持ち、どの領域で戦っていたかです。

医療機器営業の実績指標と書き方(記入例)
指標書き方(記入例)押さえどころ
担当施設数と病床規模42施設(500床以上6・200〜499床14・200床未満22)売上より前に置く分母。病床規模が案件の重さを表す
担当診療科・領域外科・整形外科(手術室)「医療機器」だけでは何を売っていたか伝わらない
商材の単価帯機器300万〜1,200万円/消耗品1症例2万〜8万円資本財型か積み上げ型かで営業の型が変わる
担当エリア売上2億4,000万円(目標2億2,000万円・達成率109.1%)目標と組にする。単独では会社の規模の話になる
商流別の内訳特約店経由1億9,200万円(80.0%)/直納4,800万円(20.0%)自分の数字がどの経路を通って立ったかを1行で示す
商材別の内訳機器8,400万円(21台)/消耗品1億5,600万円一度きりの機器と、積み上がる消耗品を分ける
新規導入施設数9施設・初年度売上3,150万円(全体の13.1%)既存の帳合いに乗っただけではないと示す最重要行
立会い件数年168件(月平均14件)医療機器固有の行動量。売上の行とは分けて書く
エリアシェア主力カテゴリ32%(前年28%・社内推計)出所(社内推計か公表統計か)を必ず添える
平均商談期間機器は引き合いから納品まで平均7か月長いサイクルを1行で説明できるようにする

病床規模を書くと、案件の重さと決裁の重さが同時に伝わります。200床未満の施設は院長や事務長の判断で決まることが多く、500床以上になると診療科の要望が購買委員会や機器選定部会を通り、公立であれば入札に進みます。施設数だけを書いて病床規模を落とすと、22施設の診療所を回っていた人と、6施設の急性期病院を担当していた人が、同じ「42施設担当」に見えてしまいます(いずれも記入例)。

機器と消耗品は必ず行を分けます。機器は1台で数百万円が動く代わりに数年に一度しか出ず、消耗品は採用されれば症例数に応じて毎月積み上がります。機器8,400万円・消耗品1億5,600万円と分けて書けば、資本財の商談をまとめる力と、採用後に使用量を伸ばす力のどちらを持っている人かが読めます(記入例)。片方しか経験がない場合も、分けて書いたうえで「消耗品中心」と明記するほうが、面接での食い違いが起きません。

シェアを書くときは出所を必ず括弧で添えます。医療機器のシェアは、社内推計、特約店からの聞き取り、業界団体の統計と、根拠の強さがばらつきます。「主力カテゴリの担当エリアシェア32%(前年28%/社内推計)」(記入例)のように出所を書けば、数字の性格が読み手に伝わり、面接で根拠を問われても答えが用意できます。

医療機器営業として、担当エリアで年間売上2億4,000万円を達成しました。(記入例)

何床の施設を何件担当していたのか、機器なのか消耗品なのか、自分が取ったのか前任から引き継いだのかが読めません。医療機器の2億円は、大学病院1施設の更新1件でも、診療所100件の消耗品でもつくれます。

担当42施設(500床以上6・200〜499床14・200床未満22)、外科・整形外科領域。担当エリア売上2億4,000万円(目標2億2,000万円に対し達成率109.1%、前年比111.1%)。内訳は機器8,400万円(21台)・消耗品1億5,600万円で、うち新規導入9施設分が初年度3,150万円(記入例)

分母(施設数と病床規模)から売上、内訳、新規の順に並び、8,400万円+1億5,600万円=2億4,000万円と行の中で検算できます。担当領域があるため、応募先の製品群と近いかどうかも判断できます(いずれも記入例)。

目標に届かなかった年度の書き方は目標未達・成績が悪いときの職務経歴書、営業所内の順位や表彰を書くときの分母と期間の付け方は表彰歴・社内順位の職務経歴書にまとめています。分母と期間をそろえる一般的な考え方は営業実績を数字でどう書くかを参照してください。

メーカーとディーラーで、売上の帰属はどう書き分けるか

メーカーは「特約店経由」と経路を明記したうえで施設側での関与を工程で示し、ディーラーは売上より粗利率と新規口座数で規模を示します。医療機器は、メーカーが特約店(ディーラー・販売店)に卸し、特約店が医療機関に納入する二層の商流が基本です。メーカーの営業が施設で採用を決めてきても、伝票は特約店で立ちます。逆にディーラーの営業は自分の納入額がそのまま売上になる代わりに、複数メーカーの数千点を薄い利幅で扱うため、売上金額だけでは仕事の重さが伝わりません。

メーカー営業とディーラー営業の書き分け(記入例)
項目メーカー(製造販売業者)の営業ディーラー(特約店・販売店)の営業
売上の立ち方特約店の帳合いを通って立つ医療機関への納入額がそのまま自分の売上
分母担当施設数と担当特約店数担当施設数(医院数)と取扱品目数
主指標担当エリア売上・新規導入施設数・シェア売上・粗利額と粗利率・新規口座数
書き方(記入例)売上2億4,000万円(うち特約店経由1億9,200万円・12社)売上1億800万円・粗利1,944万円(粗利率18.0%)・担当58院
自分の関与の示し方施設への直接提案・立会い件数・特約店との同行件数定期訪問件数・新規口座数・機器の販売台数
陥りやすい書き方特約店が上げた売上を丸ごと自分の実績にする売上だけを書き、値引きの深さが見えない
添えると効く行特約店別の前年比、施設からの引き合いを渡した件数粗利率の維持・改善、機器と材料の構成比

メーカー営業の書類でいちばん多い事故は、担当エリアの数字をそのまま「自分が売った」と書いてしまうことです。読み手も業界の商流を知っているため、経路を書かない売上は「特約店が動いた分まで含んでいるのでは」と読まれます。経路を書いたうえで、施設側で自分が何をしたか(製品説明会、立会い、購買部門への上程資料)を工程で添えると、丸取りには見えません。代理店・特約店を経由した売上をどこまで自分の実績にできるかという考え方そのものは代理店営業・パートナーセールスの職務経歴書で扱っているため、本記事では医療機器固有の帳合いと立会いの書き方に絞ります。

ディーラー営業は、粗利を書けるかどうかで印象が変わります。医療機関との価格交渉は納入後にさかのぼって条件を調整する慣行もあり、売上だけを見せると値引きで数字をつくったのかどうかが分かりません。「売上1億800万円・粗利1,944万円(粗利率18.0%/前年17.2%)」(記入例)のように粗利率を並べれば、価格を守りながら数字を伸ばしたことが1行で伝わります。粗利の集計単位が会社によって違う場合は、括弧で定義を添えます。

メーカー営業に共通する既存顧客の深耕や製品ライフサイクルの扱いはメーカー営業の職務経歴書にまとめています。「帳合い」「後値引き」「口座」「デモ機」「症例立会い」といった業界語は、医療機器の外に出た瞬間に通じなくなるため、初出で「帳合い(どの特約店の伝票で納入するかという取引経路)」のように一般語を添えます(記入例)。社内KPIや業界語を一般語へ直す手順そのものは社内用語・社内KPIを翻訳する職務経歴書で扱っています。

特約店を通じて、担当エリアで年間2億4,000万円を売り上げました。(記入例)

特約店が上げた売上をそのまま自分の数字にしているように読め、面接では必ず「実際にご自身は何をされたのですか」と問われます。経路が書かれていない分、施設で何も動かしていない人にも見えます。

担当エリア売上2億4,000万円のうち、特約店12社の帳合いを通ったものが1億9,200万円(80.0%)、直納が4,800万円(20.0%)。特約店とは月12件の同行訪問を行い、施設側では製品説明会24回と手術立会い168件を自分が担当。新規導入9施設のうち7施設は、自分が受けた引き合いを特約店に渡して受注に至っています(記入例)

経路と自分の関与が別の行に分かれ、丸取りに見えません。9施設のうち7施設という内訳があるため、既存の帳合いに乗っただけではないことが件数で示せています(いずれも記入例)。

手術・検査の立会いは、実績としてどう書けるか

立会いは、件数・目的の内訳・その後の受注への接続の3行に分けて書き、行動量ではなく受注の前工程として示します。医療機器営業の1日は、朝の手術に入って製品を準備し、術中に使い方を説明し、終わってから次の症例の相談を受ける、という時間の使い方になりがちです。売上の行だけを書くと、その時間がまるごと書類から消えます。かといって「毎日立会いをしていました」とだけ書けば、同じ会社の営業なら全員が書ける文になります。

立会いには業界の自主基準がある点も押さえておきます。「医療機関等における医療機器の立会いに関する基準」は医療機器業界の公正競争規約に基づく自主基準として定められ、厚生労働省からも周知の通知(平成18年11月10日 医政経発第1110001号)が出されたうえで、平成20年4月1日から実施されたとされています(2026年9月時点)。基準では立会いの定義に加え、新規納入時、修理後の作動確認、貸出製品の使用時といった目的が整理されているため、件数を書くときに目的の内訳を添えると、基準の枠内で行った活動だと読めます。通知の本文は厚生労働省の法令等データベースサービスで確認できます。制度側の記述は記入例の数字とは別のものとして扱い、書類には自分が行った件数だけを書きます。

立会い・デモ・勉強会の書き方(記入例)
活動書き方(記入例)実績として効かせる添え方
立会い(件数)年168件(月平均14件)単独では行動量にとどまる。次の2行と必ず組にする
立会い(目的の内訳)新規導入時54件・術式追加や機種更新42件・定期点検や修理後の作動確認72件目的別に分けると、基準の枠内の活動だと伝わる
立会い(施設の広がり)28施設(担当42施設の66.7%)一部の施設に張り付いていたのか、面で回れたのかが出る
立会い→受注立会い28施設のうち21施設(75.0%)で翌期に追加受注立会いを売上に接続する1行。最も効く
デモ機貸出36件 → 採用17件(採用率47.2%)貸出件数は誰でも書ける。採用率まで書いて差が出る
院内勉強会・製品説明会年24回・延べ312名(1回平均13名)参加者の職種(医師・看護師・臨床工学技士)を添える
緊急対応夜間・休日の呼び出し対応 年18件件数だけを置く。無理に成果へ結びつけない
症例の内容(書かない)患者情報につながる。術式の分類と件数までにとどめる

立会いを受注に接続する行が、この節の要点です。「立会い168件」は行動量ですが、「立会いを行った28施設のうち21施設(75.0%)で翌期に消耗品の採用が広がった」(記入例)まで書くと、立会いが売上をつくる工程だったと示せます。接続の指標は会社によって取り方が違うため、消耗品の月間使用量、追加発注の有無、増設の台数のうち、自分が説明できるものを1つ選べば足ります。

デモ機の貸出は、件数だけなら誰でも書けます。差がつくのは採用率と、採用に至らなかった案件の扱いです。「貸出36件のうち採用17件(採用率47.2%)。採用に至らなかった19件について、貸出前の適応確認と院内の使用環境の聞き取りを標準の手順に加え、前年(貸出36件・採用14件)の採用率38.9%から改善しました」(記入例)のように書けば、率が偶然でないことが伝わります。36件-17件=19件と引き算が合う点も、面接で数字を追われたときに効きます(いずれも記入例)。

書かないものもはっきりさせます。症例の内容、患者の状態、執刀医の氏名、施設名は、守秘義務と個人情報保護の両面から書類には置きません。術式は「〇〇領域の手術」「内視鏡下の手技」といった分類までにとどめ、件数と施設の病床規模で規模を示します。施設名や取引先名を伏せながら規模を伝える置換の型と、伏せたつもりでも特定されてしまう組み合わせは守秘義務で社名・数値が書けないときの職務経歴書にまとめています。

手術の立会いを日々行い、医師や看護師との信頼関係を築きました。(記入例)

件数も目的も、その後どうなったかもないため、同じ会社の営業なら全員が書ける文になっています。「信頼関係」は読み手が確かめる手段を持たないため、判断の材料になりません。

手術・検査の立会い 年168件(月平均14件/新規導入時54件・術式追加や機種更新42件・定期点検や修理後の作動確認72件)。立会いを行った28施設(担当42施設の66.7%)のうち21施設(75.0%)で、翌期に消耗品の採用拡大または機器の増設につながりました(記入例)

件数から目的の内訳、受注への接続の順に並び、54件+42件+72件=168件と足し算が合います。立会いが受注の前工程だと示せるため、行動量の羅列になりません(いずれも記入例)。

医師が決める「採用」と事務が決める「購入」は、どう書き分けるか

使う側(医師・看護師・臨床工学技士)が使うと決めた採用と、買う側(事務長・用度課・購買委員会)が買うと決めた購入を、別の行に分けて件数で書きます。病院では、製品を使う人と買う人が違います。外科医が「この製品を使いたい」と申請しても、事務長や用度課、機器選定部会が予算・保守費用・既存機器との比較で判断し、公立であれば契約担当課が入札を行います。両方を通らないと売上になりません。書類に「医師と良好な関係を築いた」とだけ書くと、片側しか動かせない人に見えます。

決裁の二層と、それぞれの実績の書き方(記入例)
層相手相手が決めること実績の書き方(記入例)
使用者側医師・看護師長・臨床工学技士どの製品を使うか(採用の申請)製品説明会24回、採用の申請18件(うち15件が購買側へ上程)、立会い168件
購買側(民間)事務長・用度課・購買委員会・機器選定部会買うかどうか、いくらで買うか上程15件 → 承認11件(73.3%/新規導入7件・更新や増設4件)
購買側(公的)契約担当課(公立病院・大学病院)入札の仕様と落札者指名競争入札 参加6件 → 落札4件(66.7%/うち新規導入2施設)
納入経路特約店の担当営業・支店どのメーカーを推すか、どの条件で納めるか同行訪問 月12件、特約店12社中4社で前年比110%超
訪問の配分三者の合計(配分そのものが指標)月62件(使用者側38件・事務長や用度課12件・特約店12件)

訪問の配分は、二層のどちらにも手が入っていたことを1行で示せる指標です。月62件のうち事務長・用度課への訪問が12件あるという記入例は、価格や保守の話を自分で受けていたことの裏づけになります。使用者側への訪問しかない書類は、購買側を特約店任せにしていたと読まれやすく、金額の大きい案件を任せられるかどうかの判断で不利に働きます。

購買側に効く材料も、行にして残します。上程のときに何を用意したかは、そのまま応募先で再現できる動き方だからです。保守費用を含む5年間の費用試算、既存機器との比較表、症例数あたりの単価に直した資料、他院での導入状況の整理といった具体を1行ずつ並べると、「関係づくり」ではなく「材料づくり」で通した人だと読めます。上程から承認までの期間(平均2か月)を添えると、機器の平均商談期間7か月の内訳も説明できます(いずれも記入例)。

公立病院・大学病院の入札は、参加件数と落札件数を書きます。落札は価格で決まる部分が大きいため、落札率だけを誇らず、仕様書の作成段階で自社製品が要件を満たすよう情報提供した件数や、特約店の応札体制を整えた件数を添えると、価格以外の関与が伝わります。入札の手順そのもの、参加資格や公告の読み方は本記事では扱わないため、書類には参加件数・落札件数と、価格以外に自分が動かした点だけを残します。

医師との信頼関係を武器に、新規導入を9施設で実現しました。(記入例)

導入の件数はあるものの、購入を決めた相手が一度も出てきません。病院は使う人と買う人が分かれる組織のため、片側だけの記述は「事務側は特約店任せだったのでは」と読まれます。

新規導入9施設(民間7施設・公立2施設)。民間では、外科医と手術室の看護師長への製品説明会を経て購買委員会・機器選定部会へ上程15件、承認11件(73.3%/新規導入7件・既存機器の更新や増設4件)。上程時は保守費用を含む5年間の費用試算と既存機器との比較表を添付。公立2施設は、指名競争入札 参加6件・落札4件(66.7%)に含まれます(記入例)

使う側と買う側の両方に自分の手が入っていることが件数で示され、7件+4件=11件、民間7施設+公立2施設=9施設と足し算が合います。上程のときに何を用意したかまであるため、応募先で再現できる動き方として読まれます(いずれも記入例)。

歯科ディーラー・介護施設向けの営業は、どの指標で書くか

歯科ディーラーは担当医院数を分母に売上・粗利率・新規口座数と機器の販売台数で書き、介護施設の入居営業は居室数を分母に入居率と紹介経路別の入居数で書きます。どちらも「医療機器営業」「メディカル営業」の求人で募集されながら、指標の取り方が病院向けとは違うため、病院向けの型をそのまま当てはめると数字が空回りします。

歯科ディーラー・介護施設向け営業の指標(記入例)
区分分母主指標書き方(記入例)
歯科ディーラー(材料・消耗品)担当医院数58院(うち常勤歯科医師2名以上14院)売上・粗利率・訪問件数年間売上1億800万円・粗利1,944万円(粗利率18.0%)、訪問 月240件
歯科ディーラー(機器)担当医院数58院販売台数・新規口座数診療ユニット9台・歯科用CT4台、新規口座6院
介護施設の入居営業(稼働)施設の居室数100室入居率・入居契約数入居率84%→93%(12か月)、入居契約 年42件(月平均3.5件)
介護施設の入居営業(歩留まり)問い合わせ240件問い合わせ→見学→入居見学132件(55.0%)→入居42件(見学の31.8%、問い合わせの17.5%)
介護施設の入居営業(外回り)紹介元紹介経路別の入居数・訪問件数ケアマネジャー18件・病院の医療ソーシャルワーカー14件・紹介センター7件・直接3件、訪問 月80件

歯科ディーラーは、扱う品目が数千点に及び、1件あたりの受注額が小さいルート型の仕事です。担当58院を週1回前後で巡回し、材料の補充と機器の相談を受けながら、年に数台の診療ユニットや歯科用CTを決めるという構造になります(記入例)。売上だけを書くと薄利多品目の重さが伝わらないため、粗利率、新規口座数、機器の販売台数の3つを組にします。医院の規模を分母に添えるときは、診療ユニットの台数や常勤歯科医師数が使えます。既存顧客を巡回して維持・拡大する型そのものの書き方はルート営業・既存深耕の職務経歴書にまとめています。

介護施設の入居営業は、まず職種の誤解を解く必要があります。求人でも書類でも「相談員」と呼ばれるため、介護保険の制度上の生活相談員(福祉職)と混同されやすく、営業として応募しているのに介護職の書類に見えてしまいます。職務経歴書では、施設の居室数を分母に置き、入居率の推移、入居契約数、問い合わせから見学・入居までの歩留まりを先に並べます。居室100室で入居率84%から93%へ(12か月)という記入例なら、9室ぶんの空室を埋めた仕事だと数字で分かります。

売上の源泉が紹介経路にある点も、書類に残します。入居は、居宅介護支援事業所のケアマネジャー、病院の医療ソーシャルワーカー、有料老人ホームの紹介センターからの紹介で決まることが多く、そこへの外回りが実質の新規開拓です。紹介元別の入居数(ケアマネジャー18件・病院の医療ソーシャルワーカー14件・紹介センター7件・直接3件、合計42件)と訪問件数を並べれば、どの経路を自分で開いたかが説明できます(記入例)。入居者本人や家族の状態、要介護度といった個別事情は書きません。

有料老人ホームの入居相談員として、入居者の獲得に努めました。(記入例)

施設の規模も入居率も件数も紹介経路もないため、営業として何をした人かが読めません。介護職の生活相談員と区別がつかない点も、営業職への応募では不利に働きます。

居室100室の介護付有料老人ホームで入居営業を担当。入居率84%→93%(12か月)、入居契約 年42件(月平均3.5件)。問い合わせ240件→見学132件(55.0%)→入居42件(見学の31.8%)。紹介元別はケアマネジャー18件・病院の医療ソーシャルワーカー14件・紹介センター7件・直接3件で、居宅介護支援事業所と病院への訪問は月80件(記入例)

居室数という分母、稼働の改善幅、歩留まり、紹介経路の内訳がそろっています。18件+14件+7件+3件=42件と足し算が合うため、どの経路を自分で開いたのかも面接で説明できます(いずれも記入例)。

よくある質問

立会いと保守が業務の中心で、売上目標を持っていませんでした。どう書きますか?

売上の行を無理につくらず、件数・施設数・受注への接続の3行で書きます。「立会い 年168件(新規導入時54件・術式追加や機種更新42件・定期点検や修理後の作動確認72件)、対応施設28施設、うち21施設で翌期に追加受注」(記入例)と並べれば、売上目標がなくても受注に効いた仕事だと伝わります。担当営業から依頼を受けて動いていた場合は「営業6名からの依頼に対応」(記入例)と体制を1行添えると、自分の位置づけがはっきりします。数字が手元にない期間の復元と行動量への置き換えは実績が数字にできない職務経歴書にまとめています。

循環器・内視鏡・検査など、担当した領域が違っても同じ書き方でよいですか?

指標の型(担当施設数と病床規模 → 売上と商流 → 新規導入 → 立会い)は共通で、領域ごとに足す行が1〜2本変わるだけです。手術室やカテーテル室のように症例に付いて動く領域は、立会い件数と1症例あたりの消耗品単価を足します。検査室向けの装置と試薬のように、入れたあとの使用量で積み上がる領域は、装置の設置台数、試薬の月間使用量、保守契約の締結率を足します。「機器8,400万円(21台)・消耗品1億5,600万円」(記入例)のように、一度きりの売上と積み上がる売上を分ける並べ方は、どの領域でも変わりません。

ディーラーからメーカーへ、またはメーカーからディーラーへ応募するとき、書き方は変えますか?

指標の並び順を入れ替えます。ディーラーからメーカーへ応募するなら、施設内での提案と立会い、医師・臨床工学技士との接点、機器の販売台数を前に出し、粗利率は後ろに回します。メーカーからディーラーへ応募するなら、担当施設数と訪問件数、複数メーカーの製品を組み合わせた提案、納期と在庫の段取りを前に出します。どちらの場合も、売上の行には「特約店経由」「直納」の別を残しておくと、商流を理解している人だと読まれます。

チームで1施設を担当し、自分の売上が切り出せません。

施設の売上は分母として書き、自分の担当工程と件数を切り出します。「担当チーム4名で500床以上の2施設を担当(2施設の年間売上8,000万円)。うち自分は手術室領域を担当し、立会い72件、購買委員会への上程4件・承認3件」(記入例)のように、チームの数字と自分の行を分けて並べます。チーム実績しか手元にないときの分け方はチーム実績しかない営業の職務経歴書にまとめています。

臨床工学技士や看護師から医療機器営業に移った経歴は、どう書きますか?

臨床の経験を、営業の書類の言葉に置き換えて先に書きます。経験した診療科と年数、扱った機器の種類、院内で担当した勉強会や新人指導は、そのまま製品知識と説明力の裏づけになります。営業に移ってからの期間が短い場合は、その期間の立会い件数・担当施設数・デモの採用率を前に出し、臨床経験は「活かせる経験・知識・スキル」に回します。異職種から営業へ移った経歴の組み立て方は営業未経験(異職種から)の職務経歴書で扱っています。

商流と立会いまで整理できたら、あとは入力するだけです

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記事内の数値について 売上・件数・達成率・順位などの数値はすべて記入例です。当社サービスの実績や、特定の個人の経歴ではありません。

制作方法 構成と下書きに生成AIを使い、当社の担当者が数値の検算、入力フォームの欄名・並びとの整合、参照情報との照合を行っています。詳しくは編集方針に記載しています。

更新 公開 /最終更新 。記入例・表・結論を変えたときだけ最終更新日を上げています。募集要項に指定がある場合は、そちらが優先されます。

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