人材紹介営業の職務経歴書は決定が自分の実績?RA・CAで帰属を分ける
この記事の結論
人材紹介営業の職務経歴書は、決定数・決定売上・平均決定単価を先に置き、その決定を求人企業側(RA)・求職者側(CA)・両面のどの担当として出したのかを同じ行に書きます。片面型で社内の按分がある場合は「決定48件・決定売上7,920万円(うちCA計上分3,960万円)」(記入例)と計上分まで示します。面談・推薦・書類通過・内定・承諾は、分母を1つに固定して並べます。
この記事は人材紹介営業の決定数・決定売上を、RA/CA/両面の担当区分ごとに書き切ることを決めきるためのものです。職務要約から自己PRまでの全体の型、実績指標の対応表、数字で示せる実績がない場合の書き方、社名や売上を書いてよいかの判断は、営業職の職務経歴書にまとめています。様式そのものを探している方は、そちらの入力フォームからそのまま作れます。
入力フォームへ人材紹介営業(RA/CA)とは(職務経歴書での扱い)
人材紹介営業とは、求人企業と求職者の間に立ち、入社が確定した時点(決定)で成功報酬を受け取る形の営業です。求人企業を担当する役割をRA(リクルーティングアドバイザー)、求職者を担当する役割をCA(キャリアアドバイザー)と呼び、1人が両方を担う形を両面型、担当を分ける形を片面型と呼びます。職務経歴書で手が止まるのは、1件の決定にRAとCAの2人が関わるため、決定数と決定売上が誰の実績なのか決まらないからです。
本記事では、成功報酬型の人材紹介(RA・CA・両面型)と、その派生であるRPO・採用代行(採用業務の受託)を対象にします。稼働人数と時間単価で売上が積み上がる人材派遣営業・派遣コーディネーターと、掲載枠を売る求人広告営業は、成果の数え方が別なので本記事では扱いません。RAの求人企業開拓そのものの書き方は新規開拓営業の職務経歴書と重なる部分があるため、開拓の工程を厚く書きたい場合は合わせて読んでください。
職務経歴書の完成記入例(人材紹介営業・CA期から両面型へ)
先に完成形を示します。同じ会社の中で、求職者担当(CA)専任だった前半と、求人企業の開拓まで担う両面型に移った直近を、期間で分けて書いた例です。数値はすべて記入例で、件数と率が割り切れるようにそろえています。
記入例
職務要約
人材紹介会社で、IT・Web領域の転職支援を4年間担当しています。前半2年は求職者担当(CA)専任、直近2年は求人企業の開拓から入社決定までを1人で担う両面型に移り、4名チームのリーダーを務めています。CA期(2年目)は決定48件・面談基準の決定率20%、両面期(直近1年)は決定24件・決定売上5,040万円(年間目標比105%)、内定承諾率はいずれの期も80%です(記入例)。
職務経歴
株式会社〇〇〇〇(人材紹介業・従業員約120名) ○○○○年○月〜現在 人材紹介事業部(記入例)
- 【所属】人材紹介事業部(CA期:CAチーム10名/両面期:IT領域チーム4名のリーダー)(記入例)
- 【営業対象】CA期:20〜30代のITエンジニア・Webディレクターの登録求職者/両面期:従業員50〜500名のIT・Web企業の人事責任者と開発責任者、および同領域の求職者(記入例)
- 【商材】成功報酬型の人材紹介(理論年収=入社後1年間の想定年収に手数料率を掛けて算定。平均決定単価はCA期165万円、両面期210万円)(記入例)
- 【営業手法】CA期:登録者への初回面談、求人の提案、推薦、選考日程の調整と条件交渉/両面期:求人企業の新規開拓(架電・既存企業からの紹介・イベント)と求人獲得を兼務する両面型
- 【実績・成果】CA期(2年目)
- ・新規面談 月20名(年240名)(記入例)
- ・推薦 年600件(面談1名あたり平均2.5社)(記入例)
- ・書類通過 年150件(推薦600件に対し25%)(記入例)
- ・内定 年60件(書類通過150件に対し40%)(記入例)
- ・決定(入社) 年48件(内定60件に対する内定承諾率80%、面談240名に対する決定率20%)(記入例)
- ・決定売上 7,920万円(決定48件×平均決定単価165万円。理論年収 平均550万円×手数料率30%)(記入例)
- ・社内の按分ルールによるCA計上分 3,960万円(決定売上の50%)(記入例)
- ・決定48件のうち、入社6か月以内の離職 2件(記入例)
- 【実績・成果】両面期(直近1年)
- ・担当求人企業 30社(うち自身が新規開拓した企業 10社)(記入例)
- ・求人獲得 年90件(1社あたり平均3件、うち独占求人 18件)(記入例)
- ・新規面談 月10名(年120名)、推薦 年300件(面談1名あたり平均2.5社)(記入例)
- ・書類通過 年75件(推薦300件に対し25%)、内定 年30件(書類通過75件に対し40%)(記入例)
- ・決定 年24件(内定承諾率80%、面談120名に対する決定率20%)(記入例)
- ・決定売上 5,040万円(決定24件×平均決定単価210万円。理論年収 平均600万円×手数料率35%)(記入例)
- ・年間売上目標 4,800万円に対し実績5,040万円、達成率105%(記入例)
- ・IT領域チーム4名の決定 年84件(目標80件、達成率105%)、うち本人24件(記入例)
- ※求人企業名・求職者の情報・個別の提示年収は守秘義務のため、業種・規模・年収帯で記載しています。
活かせる経験・知識・スキル
- IT・Web領域の職種理解(開発言語・工程・組織構成をもとにした求人と求職者の突き合わせ)
- 求人票の作成支援(募集要件の言語化、選考フローと合否基準のすり合わせ)
- 内定後の条件交渉と辞退防止(入社日の調整、現職からの引き止めを想定した事前準備)
- 求職者・求人管理システム(ATS)での進捗管理と、週次の歩留まりレポート作成(記入例)
資格
- キャリアコンサルタント(国家資格・○○○○年○月登録)
- 普通自動車第一種運転免許(○○○○年○月取得)
記入例の数字は、月次を12倍すると年間になり、各段の率が前の段の件数で割り切れるように置いています。600件の25%が150件、150件の40%が60件、60件の80%が48件、48件×165万円が7,920万円という順です(いずれも記入例)。人材紹介の面接で最初に確かめられるのは決定数の大きさではなく、決定売上が決定数と平均決定単価の掛け算で合っているかどうかです。
決定数・決定売上は、どこまで自分の実績として書けるか
決定数は担当区分(RA・CA・両面)を添えれば自分の実績として書け、決定売上は社内の按分ルールに合わせて計上分まで書きます。1件の決定には求人側と求職者側の2人が関わるため、区分を書かずに「決定48件・売上7,920万円」(記入例)とだけ置くと、面接では必ず「その売上は1人分ですか」と確認されます。区分と按分を先に書いてしまえば、確認の1往復が消え、分業を理解している人として読まれます。
| 指標 | 書き方(記入例) | 押さえどころ |
|---|---|---|
| 決定数 | 決定(入社) 年48件(担当区分:CA) | 入社の確定を指すのが一般的。内定数と混ぜず、社内の定義が違えば添える |
| 決定売上(手数料) | 7,920万円(決定48件×平均決定単価165万円) | 片面型は按分の有無を同じ行に添える |
| 按分後の計上分 | CA計上分 3,960万円(決定売上の50%) | 社内ルールの割合をそのまま書く。自分で決めた按分は書かない |
| 平均決定単価 | 165万円(理論年収 平均550万円×手数料率30%) | 単価が高い領域ほど決定数は少ない。件数と必ず組にする |
| 求人獲得数 | 年90件(担当30社、1社あたり平均3件、うち独占求人18件) | RAの主指標。社数と求人件数を分けて書く |
| 担当求人企業数 | 30社(うち自身が新規開拓した企業10社) | 引き継いだ企業と自己開拓を分ける |
| 面談数 | 新規面談 月20名(年240名) | CAの行動量。新規面談と継続フォローを分ける |
| 推薦数 | 年600件(面談1名あたり平均2.5社) | 「何名に対して何件」の形にすると分母が消えない |
| 内定承諾率 | 80%(決定48件/内定60件) | CAの質の指標。辞退の少なさが読み取れる |
| 決定率 | 20%(決定48件/面談240名) | 分母が面談数か推薦数かを必ず明記する |
| 入社後の定着 | 決定48件のうち入社6か月以内の離職2件 | 率にすると分母が小さく見えるため件数で書く |
平均決定単価は「理論年収×手数料率」で決まりますが、料率は会社ごとに違います。職務経歴書に自社の料率表を書き写す必要はなく、「理論年収 平均550万円×手数料率30%=平均決定単価165万円」(記入例)のように、自分の担当領域の平均だけを示せば十分です。料率をそのまま出すと、応募先が競合の紹介会社である場合に営業条件の開示になりかねません。
手数料の定め方そのものは職業安定法に基づく制度で、届出制手数料と上限制手数料の枠組みがあり、実務では届出制が中心とされています(2026年9月時点)。制度側の枠組みであって、記入例の数字とは別のものです。制度の解説を職務経歴書に書く必要はなく、書くのは自分が出した決定数と決定売上です。
「決定」「オーダー」「トス」「DR」「理論年収」といった語は人材紹介の業界語です。決定は入社確定、オーダーは求人企業からの募集依頼、トスは担当間の引き渡し、DRはスカウト媒体を使った直接接触、理論年収は入社後1年間に支払われる見込みの年収(月給12か月分に賞与・諸手当を加え、通勤手当を除く)を指すので、初出で一般語に言い換えるか、括弧で定義を添えます。言い換えの手順そのものは社内用語・社内KPIを翻訳する職務経歴書にまとめています。求人企業名や求職者の情報を伏せる線引きは守秘義務で社名・数値が書けないときの職務経歴書、チームの数字しか手元にない場合の分け方はチーム実績しかない営業の職務経歴書、分母と期間をそろえる一般則は営業実績を数字でどう書くかを参照してください。
両面型と片面型、RA期とCA期が重なるときはどう書き分けるか
担当区分が変わった時点で期間を区切り、それぞれの期の分母を担当区分に合わせて書き直します。同じ「決定24件」(記入例)でも、両面型なら求人獲得から入社までを1人でやり切った24件、片面型CAなら求人企業側の担当と組んで出した24件で、読み手が想定する再現性がまったく違います。区分を書かずに4年分の決定数を合算すると、数だけが大きく見えて、どの工程ができる人なのかが消えます。
| 項目 | 片面型RA(求人企業担当) | 片面型CA(求職者担当) | 両面型 |
|---|---|---|---|
| 起点 | 求人企業の開拓と求人(オーダー)の獲得 | 登録した求職者との初回面談 | 求人企業と求職者の両方 |
| 分母 | 担当求人企業数・求人件数 | 面談数・担当求職者数 | 担当求人企業数と面談数の両方 |
| 主指標 | 求人獲得数、独占求人の件数、求人あたりの決定数 | 面談数、推薦数、書類通過率、内定承諾率 | 決定数、決定売上、平均決定単価 |
| 書き方(記入例) | 担当40社/求人獲得 年120件(うち独占24件)/担当求人からの決定 年32件 | 面談 年240名/推薦 年600件/内定承諾率80%/決定 年48件 | 決定 年24件/決定売上5,040万円(年間目標4,800万円に対し105%) |
| 売上の扱い | 按分ルールを添える(例:決定売上の50%を計上) | 按分ルールを添える。売上を持たない会社は決定数と承諾率を前に出す | 1件を1人で完結するため按分は生じない。分ける規程があれば添える |
| 押さえどころ | 求人の質(決定につながった求人の割合)を添える | 面談の質(推薦社数・辞退の少なさ)で示す | 求人開拓と面談のどちらに時間を割いたかを書く |
難しいのは、同じ年にRAとCAを兼務していた場合です。兼務期は「両面型」と書くのではなく、「CA専任(担当求職者)に加え、既存求人企業10社のRAを兼務」(記入例)のように、どちらが主でどちらが従かを1行で書きます。両面型は求人開拓から入社まで自分1人で完結させる働き方を指す語なので、求人開拓を担当していない兼務を両面型と書くと、面接で開拓の話を振られたときに説明が続きません。
決定件数の二重計上にも注意します。RAとして関わった決定とCAとして関わった決定に同じ案件が含まれる場合、単純に足して「決定76件」と書くと実数と合いません。「RA側で関与 40件、CA側で関与 36件、うち自身が両側を担当した重複 6件(実数70件)」(記入例)のように、重複を引いた実数を必ず添えます。
人材紹介会社にて4年間、年間決定数は最大で48件。売上は年間7,920万円を達成しました。(記入例)
担当区分と按分が書かれていないため、1人で出した売上なのか2人分なのかが分かりません。4年分のうちどの年の数字かも読み取れず、面接では最初の質問がすべて確認になります。
CA期(2年目・片面型/求人企業側は別担当):新規面談 年240名、推薦 年600件、決定 年48件、決定売上7,920万円(社内按分によるCA計上分3,960万円)(記入例)
両面期(直近1年・求人開拓から入社まで一貫):担当求人企業30社、求人獲得 年90件、決定 年24件、決定売上5,040万円(全額自己計上、年間目標4,800万円に対し105%)(記入例)
期間・担当区分・分母・按分がそろい、48件と24件が別の働き方で出た数字だと分かります。件数が減った直近のほうが担当工程は広いという事実も、同時に伝わります。
面談・推薦から内定承諾までの歩留まりは、どこまで書くか
面談→推薦→書類通過→内定→承諾(決定)の5段を、分母を1つに固定したまま並べます。人材紹介の歩留まりは、求人企業の選考基準(書類通過)と求職者の意思決定(承諾)という、自分では動かせない2つの関門をまたぐため、途中の段を飛ばすと数字の意味が変わります。5段そろえば、行動量が足りないのか、推薦の精度が低いのか、クロージングが弱いのかを、読み手が自分で読み取れます。
とくに内定承諾率は、人材紹介営業の職務経歴書でいちばん効く指標です。書類通過率や内定率は求人企業側の基準に左右されますが、承諾率は求職者の意思決定に自分がどれだけ関与できたかを映します。承諾率80%(決定48件/内定60件)(記入例)のように、率と件数を同じ行に置きます。承諾率が低い年があった場合は、担当領域の求人倍率や複数内定の出やすさを1行添えると、率の低さが実力の低さと読まれずにすみます。
入社後の定着も、質の指標として書けます。決定48件のうち入社6か月以内の離職2件(記入例)のように件数で書くのは、率にすると分母が小さいときに実態より大きく振れるからです。定着を数えていなかった場合は無理に推計せず、選考中に確認していた項目(配属先の上長との面談を必ず設定、入社日の希望と現職の引き継ぎ期間をすり合わせ)を行動として書きます。工程ごとの歩留まりを並べる書き方そのものは反響営業の職務経歴書で扱っているため、並べ方に迷う場合は合わせて読んでください。
多くの求職者と面談し、高い決定率とマッチング精度を実現しました。内定承諾率も社内平均を上回っています。(記入例)
面談数も決定数も社内平均の値もないため、規模が分かりません。「社内平均を上回る」は分母のない相対表現で、面接で数字を聞かれたときに答えが用意できていない印象を与えます。
新規面談 年240名(月20名)→推薦 年600件(1名あたり平均2.5社)→書類通過 年150件(推薦に対し25%)→内定 年60件(書類通過に対し40%)→決定 年48件(内定承諾率80%)。面談240名に対する決定率20%(記入例)。決定48件のうち入社6か月以内の離職2件(記入例)。
5段すべてに分母があり、どの段で人が減るかが一目で分かります。推薦を1名あたり2.5社に絞っている点と、承諾率80%という決着の強さが、面談数の多さより先に伝わります。
RPO・採用代行や採用支援も担当していたときはどう書くか
成功報酬の決定売上とは別のブロックに分け、受託の契約指標(契約社数・月額・継続率)とクライアント側の採用成果(採用決定数・採用単価)の2階建てで書きます。RPO・採用代行は、自社の売上が月額または工数の受託料である一方、評価されるのはクライアントの採用が進んだかどうかという構造なので、紹介の決定数と同じ行に混ぜると、どちらの数字も読めなくなります。
| 指標 | 書き方(記入例) | 押さえどころ |
|---|---|---|
| 受託社数・契約金額 | 受託6社、月額30万〜80万円(平均50万円、年間受託売上3,600万円) | 成功報酬の決定売上と足し合わせない |
| クライアントの採用決定数 | 年42名(受託6社の合計) | 自社売上ではなくクライアントの成果だと分かる語を添える |
| スカウト送信数・返信率 | 月800通、返信率12%(月96件) | 代行した工程の行動量。分母の通数を必ず書く |
| 面接設定数 | 月48件(返信96件に対し50%) | どの工程まで代行したか(母集団形成のみ/面接調整まで)を添える |
| 採用単価 | 1名あたり平均72万円(紹介中心だった前年の平均120万円から40%減) | 削減は「何と比べて」を書かないと成果に見えない |
| 契約継続率 | 6社中5社が契約更新(継続率83.3%) | 受託型は継続が最大の成果。解約1社の理由まで面接で語れるようにする |
採用単価の削減幅は、比較対象を書いて初めて成果になります。「紹介中心だった前年の平均120万円から72万円へ、1名あたり40%減」(記入例)のように、前の状態と後の状態を並べます。クライアントの採用決定数を自分の決定数として書かないことも大切です。人材紹介の決定は成功報酬の対象、RPOの採用決定はクライアントの採用実績で、報酬の発生の仕方が違います。1つの職務経歴書に両方が並ぶときは、見出しの語を「決定(紹介)」「採用決定(受託先)」と変えて区別します(記入例)。
クライアントの成果と自社の売上が二重になる構造は、広告運用の受託と同じ形です。運用側の指標と自社売上を分ける書き方は運用型広告営業の職務経歴書でも扱っています。求人企業への提案の中でRPOの契約も取っていた場合は、紹介の求人獲得数とRPOの受注社数を別々の行にすると、単発の紹介営業ではなく採用課題ごと引き受けられる人として読まれます。
入力フォームの5ブロックに、人材紹介営業の何を入れるか
「業務内容と実績・成果」の欄は【所属】【営業対象】【商材】【営業手法】【実績・成果】の5ブロックを1つの欄に続けて書く形なので、人材紹介固有の情報をそれぞれに振り分けます。ハローワークインターネットサービス「履歴書・職務経歴書の書き方」でも、職務経歴書は履歴書では書ききれない具体的なキャリアを伝える書類と位置づけられています。人材紹介でいう具体的とは、担当区分と担当領域を先に書き、読み手が【実績・成果】の決定数を正しい分母で読めるようにすることです。
- 【所属】部門名と担当区分(RA/CA/両面型)、チーム人数、リーダー経験の有無。「人材紹介事業部 IT領域チーム(4名)リーダー・両面型」(記入例)のように1行で書きます。
- 【営業対象】求人企業側は業種・従業員規模・接触する役職、求職者側は年代・職種・年収帯。両面型は2行に分けます。担当領域を書かないと、平均決定単価の高さも決定数の少なさも説明がつきません。
- 【商材】成功報酬型の人材紹介であること、理論年収に手数料率を掛けて算定する仕組み、担当領域の平均決定単価の帯。RPO・採用代行を併走していた場合は月額の帯も添えます。
- 【営業手法】求人の獲得経路(新規開拓・既存企業からの追加求人・紹介)、求職者の獲得経路(自社サイト登録・スカウト媒体・リファラル)、選考中の関与範囲(面接対策・条件交渉・入社日調整)を書きます。ツール名は名前だけを置き、操作の中身は「活かせる経験・知識・スキル」の欄に回します。
- 【実績・成果】面談・推薦・書類通過・内定・決定の順に分母を添え、最後に決定売上と按分後の計上分を置きます。担当区分が変わった年があれば、期を分けて2ブロックにします。
「活かせる経験・知識・スキル」の欄には、求人票の作成支援、条件交渉と辞退防止の型、担当領域の職種知識、進捗管理と歩留まりレポートの作成など、応募先で翌日から再現できる項目を1行ずつ入れます。職務要約の組み立て方は営業職の職務経歴書の書き方に、決定数がまだ積み上がっていない期間の扱いは数字で示せる実績がない場合にまとめています。
よくある質問
応募先が両面型で、自分は片面型のCAしか経験がありません。どう書けばよいですか?
CAの実績はそのまま書き、求人企業側に触れていた行動を別の行に足します。求人企業の面接官との事前すり合わせ、選考基準のヒアリング、条件交渉の同席など、RAの領域に関わった経験は片面型でも必ずあります。「求人企業10社の採用担当と直接やり取りし、募集要件の見直しを提案」(記入例)のように、対企業の行動を1〜2行入れると、両面型への移行が現実的だと読まれます。決定数を水増しして両面型に見せる書き方は、面接の最初の質問で崩れます。
ハイクラス領域の担当で決定数が少ないのですが、件数の少なさは不利になりませんか?
平均決定単価と担当領域を同じ行に置けば不利にはなりません。理論年収900万円の管理職層を手数料率30%で担当していれば1件あたり270万円となり、決定数が年12件でも決定売上は3,240万円です(記入例)。件数だけを見て少ないと判断されるのは、単価と領域が書かれていないときです。決定までの期間(初回面談から入社まで平均4か月、記入例)を添えると、案件の重さがさらに伝わります。
求人企業名や求職者の情報は、どこまで書けますか?
求人企業名は業種と従業員規模に、求職者は年代・職種・年収帯に置き換えます。人材紹介は企業と個人の両方を伏せる必要がある点が他の営業と違い、とくに求職者側は在籍企業・年齢・提示年収を並べると個人が絞り込まれるため、担当した層としてまとめて書きます。置き換えの型と、伏せても特定されてしまう組み合わせは守秘義務で社名・数値が書けないときの職務経歴書にまとめています。
社内の表彰(四半期MVP・全社ランキング)は、決定数と別に書くべきですか?
別の行に、分母と期間を添えて書きます。人材紹介は表彰の種類が多く、名称だけでは規模が伝わりません。「四半期MVP(IT領域 CA24名中1位)」(記入例)のように、対象範囲と母数を括弧に入れます。表彰名の選び方と並べ方は表彰歴・順位の職務経歴書で扱っています。
人材紹介から事業会社の採用担当(人事)へ応募するときは、何を前に出しますか?
決定売上ではなく、母集団の作り方と歩留まりの改善を前に出します。事業会社の採用担当が引き受けるのは、自社1社分の採用計画と選考設計です。求人票の作成支援、選考基準のすり合わせ、スカウト送信からの返信率、内定承諾率と辞退理由の分析といった、社内で再現できる工程を上に置きます。決定数は「年48件の決定を通じて、IT職種の採用市場と年収相場を把握」(記入例)のように、知見の裏づけとして残します。
決定数が目標に届かなかった年は、書かないほうがよいですか?
期の分母と担当領域の変化を添えて書きます。担当領域の求人数が減った年や、途中で領域が変わった年は、決定数だけを見ても評価できません。「上期は新領域の立ち上げで求人獲得に注力(求人獲得45件)、下期に決定14件」(記入例)のように、時期ごとに何をしていたかを分けます。目標に届かなかった期間そのものの書き方は目標未達・成績が悪いときの職務経歴書で扱っています。
参照した情報
- ハローワークインターネットサービス「履歴書・職務経歴書の書き方」 — 確認日 2026年9月6日
運営 オルグロー株式会社(運営会社)。この記事は、当社が運営する履歴書・職務経歴書作成ツール「営業の履歴書作成ツール」の編集部が制作し、当社が編集責任を負います。外部ライターへの委託や、他社記事の転載はしていません。
記事内の数値について 売上・件数・達成率・順位などの数値はすべて記入例です。当社サービスの実績や、特定の個人の経歴ではありません。
制作方法 構成と下書きに生成AIを使い、当社の担当者が数値の検算、入力フォームの欄名・並びとの整合、参照情報との照合を行っています。詳しくは編集方針に記載しています。
更新 公開 /最終更新 。記入例・表・結論を変えたときだけ最終更新日を上げています。募集要項に指定がある場合は、そちらが優先されます。